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012.天命づくりをすべし 1/3

金住則行氏 012.天命づくりをすべし

金住則行氏 012.天命づくりをすべし
※2009年11月4日(水)グリーン法律事務所にて

Profile
金住則行(かなずみ・のりゆき)
弁護士 グリーン法律事務所代表
1940年愛知県出身 中央大学法学部卒業
囲碁6段 ゴルフはHC1
座右の銘『天命づくりをすべし』
グリーン法律事務所HP
http://www.green-hkk.com/

単純に正義感を持った

― 弁護士をめざすきっかけは?

弁護士 グリーン法律事務所代表 金住則行氏

いくつかありますが、一番の原点は母の囁きです。
教育熱心な家庭に育った人でして、新聞記者や学者をしている優秀な人に囲まれていた そうです。看護師をしていたので、身近な存在として医師がいて、 立派な職業というイメージがあったようで、よく私の耳元で「あなたの性格からして、 一番向いているのはお医者さんか弁護士だと思う」と聞かされていました。

加えて、父や兄の影響もあったと思います。
ともにサラリーマンだったんですが、『時間に縛られる』という印象を持っていました。 「自分の思うことができないんだな」と2人の生活ぶりを見ていて感じました。
それで、サラリーマンは嫌だ、というのがあって、消去法でいくと「医者か弁護士」 ということもありました。

あとは、目の当たりにした差別です。 出自を理由に理不尽な差別を受けている人がいたんです。
体が大きくて、けんかに勝つことで唯一、自己主張しているようなところがあって、 その彼とある時、取っ組み合いの対決をして、それ以来仲良くなりました。 彼を知って、差別というものをその時、身近に感じるようになって、 どうして差別は起きるんだろう?なくすためにはどうしたらいいんだろう?と 怒りを覚えて、単純に正義感を持ったことを鮮明に覚えています
部落民の差別を描いた島崎藤村の『破戒』を読んで涙したことも・・・ そんなことも合わさって「弁護士になろう」と決めました。
理系の勉強が嫌いだったこともありますね。

― それは何歳くらいの時ですか?

中学生くらいの時ですね。 自分の生き方を決めました。それしかないと思っていました。

弁護士 グリーン法律事務所代表 金住則行氏

そして、高校に入って、次に弁護士になるためにはどこの大学に入るかと考えて、 中央大学を選んだわけです。 こうと決めたら、進む、やる、という性格の男ですから。 映画もチャンバラや勧善懲悪ものが大好き。

スポーツも勉強もできて、女の子にもモテました(笑)
文武両道はモテるんです(笑)女の子から自分の写真満載のアルバムをもらったことも ありました。さすがに持って帰れなくて、裏山に隠したりして。

上京して進学、そして―

大学入学を機に東京に来ました。時代は安保闘争の真っ只中で、 持ち前の正義感を今度は学生運動に注ぎました。
「国を守るためには命を捨てる!」と燃えていた時期がありました。 デモに参加しては授業の前に報告して、同行の士を募りました。

そんな状態ですから、司法試験の勉強は3年生までは全然やりませんでした。
ただ、法哲学や法学概論のような法律の周辺の勉強よくやりました。
読書会を作って活動もしました。 思い返せば、中学時代、テニス部の合宿も初めてやりまして、 合宿という発想がなかった時代ですから、先生に叱られたこともありました(笑)
何か新しくやることが好きな質です。

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