保護者の方
子どものためのキャリア教育
キャリア(Career)という言葉の意味を辞書でひくと「職歴」「経歴」「生涯」「生き方」などを指します。
キャリアの研究をされている金井壽宏教授(神戸大学大学院)によれば、「キャリアとは、長期的な仕事生活のあり方に対する意味づけやパターン」ということになります。
私たちが「キャリア」という言葉を使うとき、
「職業生活を通した自分らしい生き方」という意味で使っています。
ドリームツリーは子どものこんな心を育てるためのツールです
- 主体的に自分の進路を選択・決定できる心
- 自分の可能性に気づく心
- 将来、ひとりの人として自立していくことができる心
- 自分のまわりで起きる変化に柔軟に対応していく心
- お互いを認め合う心
ドリームツリーで出来ること
ドリームツリーは、自分の中にある『体験したこと(過去)』、『好きなもの・こと(現在)』、
『得意なことや長所(現在)』を、子どもたち自身で考えて、書き出します。
そして、子どもは『なりたいもの(夢)』を見つけ出し、
夢や仕事が周りに与える影響を書き出していくので、
子ども自身の身の回りに対する客観性が育ちます。
また、自分の可能性に気づくことにより、自己肯定感を高め、イキイキと生きるエネルギーを育てます。
なかなか書き出せない時は、おうちの方や大人がアドバイスしてあげてください。
きっと、みなさんも気づかなかった"発見"があるはずです。
おうちでドリームツリーをご活用ください
学習研究社より発売中の「10歳からの夢をかなえるノート」をお使い下さい。
>>Amazon.co.jpへ
12日分のワークシートで、
ポスターサイズのドリームツリーシートがついていますので、
すぐに始められます。
また、巻末にはお子さんを見守るおうちの方へのアドバイスが掲載されています。
ぜひ参考にしてください。
【目次】
第1章 夢の種をまこう 1日目~3日目
第2章 夢の幹を育てよう 4日目~6日目
第3章 夢の枝をのばそう 7日目~8日目
第4章 強い樹にしよう 9日目~10日目
第5章 ドリームツリーを書こう 11日目~12日目
ドリームツリーを描く3つのシート/ルート・アチーブ・ビジョン
体験したこと(過去)、好きなもの・こと(現在)などを書き出して、夢に向かうための要素を見つけます。
自分の得意なことや強み、自分に元気をくれる人たちを書き出して、夢に向かうための要素を見つけます。
ルーツとアチーブをふまえて、自分の叶えたい夢や実現させたい未来を描きます。
ドリームツリーの完成です!
ドリームツリーを書くことで、子どもは自分の夢をハッケンします。そして、夢をハッケンした子どもは、『どうしたら、夢を叶えることができるのか?』を考えます。すると自分が何を学べばいいのか、どんなことをしていけばいいのか、を探し始めます。
さらに、夢を叶えるために行動をするとき、子どもの中で学ぶ意味が生まれ、主体的に学ぶようになります。
このプロセスを通じて、子どもの心の中に、"自立の心"と"キャリア意識"が芽生えます。