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009."好き"を仕事にするということ 3/4

佐々木ルイス氏 009.

プロ=全部できる人

― 教えているうちに先生としても成長してきた?

プロ・ダンサー/ダンス・インストラクター/ステージ・プロデューサー 佐々木ルイス氏

やっぱり、教えると自分も勉強になるよね。
生徒ができないことを教えようと思ううちに、自分もうまくなるっていうか。 こういう動きをすれば、みんながうまくなるとか、そういうことに自然と気づくよね。
できなかったら、できるようになるように、わからなかったら、わかるように説明する。 メレンゲはこの動きを教えればできるようになるし、サルサはこうだ・・・とか。 教え方はいつも研究してる。

本物のプロは全部できるものだと思う。「これしかできません」はプロって言わない。

NY時代も日本からきたダンサーをたくさん見たけど、 やっぱり、ラテンで歯が立たない人が多かった。日本人でプロとかいうけど、 そうそう通用しないものだな~と思った。
小さい頃からいっぱい練習したとか、長くやってるとかあるけど、 生まれつきって確かにあって、そういうセンスは体から溢れるものなんだよね。
「これなら誰にも負けない」もいいけど、それだけじゃ狭い。 まあ、それを俺があんまり大きな声で言っちゃいけないけど(笑)

プロ・ダンサー/ダンス・インストラクター/ステージ・プロデューサー 佐々木ルイス氏

ジャズ、ヒップホップ、サルサ、メレンゲ、レゲトン・・・
曲は違うけど、みんな同じ。基本は同じ。 基本ができないと何もできるようにならない。
もし、ヒップホップだけしかできなかったとして、「もう要りません」って 言われたら、仕事なくなっちゃうよね。

― 全部できてこそ、プロだと?

俺はそう思う。
生徒はプロになったり、教えるようになりたいという人ばかりじゃないけど、 全部できるようになろうと思って習っていれば、うまくなるし、飽きないで 続けられると思う。目標があれば頑張れるよね。

プロ・ダンサー/ダンス・インストラクター/ステージ・プロデューサー 佐々木ルイス氏

氏は2003年から自らショーをプロデュースしている。 演出、構成、振り付け、衣装、ライティング、全て自分で考え、 出演もこなすという。隔年開催とはいえ、生徒のリハーサルを見て、自分も踊り、 ステージの指示をする。かなり骨の折れる作業だが、毎回、本当に勉強になるという。

出演する生徒の上達具合もわかる上、ずっと観てくれている人からも 「生徒が上手になった」という声が上がるという。

― ショー以外でやってみたいことは?

歌(笑)
プロじゃなくてもいいから、歌をやりたい。 ステージでも唄ってるけど、ドミニカでも、日本でもいいから、 チャンスがあればやってみたい。だから、時々、レッスン受けてるんだ。

夢を叶えさせる人になりたい

― ダンスの世界にいなかったら、何をしていたと思う?

建築家かな・・・勉強は好きだったから、今思えば、やる気があればなんでもできたし、 できないことは何もなかったと思う。 学校はホテル・ビジネスの学校だったから最初にアルバイトした時もウエイターは 楽にできた。ただ、ハイクラスのとか、ネクタイしてピシッとするみたいな、 あんまりきっちりしたものは好きじゃないし、できない。
だいたい面白くないでしょう?
サービスはアーティフィシャル(=人工的)じゃなくて、自然に自然にやるもの。
結局、人の役に立つってことなんだから。

― その気持ちがレッスンに表れていて人気者なのかも(笑)

あはは(笑)

― "仕事の神様"がいて、「もうひとつ仕事をしていいぞ」って言われたら何をする?

例えば、ドミニカに行ってダンスの才能のある子どもがいたら、 教えたりしたいし、もっといろんな勉強をしたり、チョイスがあるということを教えたりしたい。
俺が居た時もそうだったけど、やれることがいっぱいあるとか、 「もっとこうすればいい」とアドバイスして、教えてくれる人がいないから。

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