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005.勝ちにこだわらず、プロセスを大切にする 2/2

005.勝ちにこだわらず、プロセスを大切にする

― 現役時代と復帰してからでは、サポーターの反応はどう変わりましたか?

黄川田氏

例えば、Jリーグなどプロの試合の後は、一部のサポーターなど、試合に関してやプレーに対する不満や、心無い言動が時折見られましたが、今はそれはありません。
試合内容も結果も超えたものを求めてピッチに立つのだから、 勝敗はあまり問題にならない。そういう意味での反応も違います。私たちプロも変わりました。 サポーターとの垣根がなくなった。
この関係がサッカー文化の底上げするムーブメントの礎をつくるのではと考えています。

― 北海道でプレーをすることを通じてどんなことを伝えたいですか?

まず、なによりも子どもたちに夢を与えたい。
僕らの現役時代を全然知らない子どもでも、元プロサッカー選手のこのような活動を見て、「将来、プロ選手としてのキャリアが終わってもサッカーに関わっていける」 ということを知って欲しいですし、サッカーを生涯スポーツとしてみてもらえたら嬉しいですね。また、自分たちがプレーするだけではなく、子供たちを対象としたサッカー教室などの普及・育成活動も積極的に参加してサッカーの楽しさを伝えていきたいです。

それに、今まで応援してくれた方、対戦相手、関わるすべての人がわくわくしたり、元気になってくれたら、もっと嬉しいです。僕らの活動がニュースになったり、 話題になることが「北海道をもっと元気にする」ことにつながるようイメージしながら、進んでいこうと思います。
また、このムーブメントによって、クラッキのメンバー間の連帯感もより強まりました。 共通の目標、目的を持つというのはチームを変えるものです。 ですから、勝敗よりもプロセスが大事だと思っています。

インタビュアー後記

黄川田氏とはドリームツリーの書籍出版にあたってご尽力くださった学習研究社の 千代延・太田両氏にお引き合わせいただいて以来の付き合いである。

個人的にはサッカー選手はどのアスリートよりもセンスが洗練されていると思っているが、 待ち合わせ場所にやってきた氏もご他聞に漏れず、格好よかった。 しかし、今はその心意気が外見力を上回っていることを知っている。

ゲスト・ティーチャーとしてご協力いただいているドリームツリーの出前授業を通じて、 氏を何度も見てきたからである。
辛かったこと、苦労したこと、挫折しかかったこと。 真摯に、そして、時に屈託なく語りかける姿に子どもたちが惹きつけられる。 どこへ行っても人気者だ。

プロ・アスリートという厳しくも華やかな世界を経て、 黄川田氏のキャリアは言わば、今、セカンドステージにある。 第一線を退いてから試合をまともに観られるようになるまでの時間に経験した 後悔や未練、そして、焦り、かつての仲間に向けた羨望の眼差し。 包み隠さず話してくれた氏に改めて好感を持った。
氏とともにこれからも夢の授業を広めて行きたいと思う。

黄川田氏をゲスト・ティーチャーとしてむかえた出前授業のレポートはこちらから!


Information ★2009年9月30日追記

SCRIPT

黄川田氏がモデルで登場(SUMMER2009・P52)している北海道発のフリーペーパー(というより、 雑誌なみの厚さ)『SCRIPT』全100ページ。ローカルペーパーとは思えないほどのクオリティを誇るcoolな一冊です。
道内でしか手に入らないというので、東京からわざわざ取り寄せる愛読者もいるほど。話題の一冊。

SCRIPT -HOKKAIDO Lifestyle Magazine -
ノーブルサベージ/SCRIPT編集部

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このコーナーについて

あなたは子どもに自分のことを話せますか?
どんな仕事をし、どんな人生を歩み、 どんな夢を描いているか、話すことができますか?

人の想いや夢を知り、 厳しい体験や素晴らしい経験に触れ、 驚いたり、感激したりすると、心は自然と柔らかくなります。

本にも雑誌にも載っていない、テレビでも見られない。
ドリキャリはオリジナル・ストーリーを発信するメディアです。

共感したら、今度はあなたが子どもに語りかける番です。
本物の大人が背中を見せるチャンスをドリキャリからあなたへ。

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