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小学校6年生/東京都武蔵村山市立第8小学校での出前授業

出前授業

10月29日(水)、東京都武蔵村山市立第八小学校において出前授業を行ないました。
この学校で授業を行なうのは6月に続いて2回目です。
今回は来春に卒業を控えた6年生の2クラスで行いました。

小学校6年生/東京都武蔵村山市立第八小学校での出前授業風景

講師は前回に引き続き、アルファビートのインストラクショナル・デザイナー、 矢野里枝、そして、今回はアソシエイト講師の佐藤富美子の2人が務めました。
(左から、小野江隆校長・矢野・佐藤)
授業は『ドリームツリー』の考え方に賛同してくださっている小野江隆校長の 特別なお計らいで実現したものです。

小学校6年生/東京都武蔵村山市立第8小学校での出前授業風景

授業前の懇談で校長室に伺うと児童からもらった手作りの賞状が。 小野江先生は児童にとって身近で、やさしい、人気者だそうです。

そして教室へ

午前9時
「おはようございます!」
児童たちの元気な挨拶の声とともに授業開始。

教室の様子

矢野が自己紹介から始めて、自分の夢、夢をもつことの大切さ、人の夢を応援することの 尊さを説きます。
"先生じゃない先生の授業"
最初こそざわついていた児童たちでしたが、話し方も内容もいつもとはガラリと違う 先生のムードに引き寄せられていきます。

夢をからかわない

良い態度(写真右)と悪い態度(写真左)

続いて話したのは"みんなとの約束"。これは大切です。 友達の夢をからかわないこと。話を聞くときの態度。 一通り説明したところで、矢野と佐藤が話を聞く時の良い態度(写真右)と悪い態度(写真左)と拍手の仕方をデモンストレーションして児童を沸かせます。

佐藤の講演

続いて佐藤が教壇へ。
小学校の時にたまたま見つけた新聞記事をきっかけに 「スチュワーデスになりたい」という夢を描き、叶えるまで、 さらには機上でのエピソードを交え、仕事を続けるということ、 矢野との出会い、友情を育むということを熱く語り、 授業はいよいよドリームツリー書き込みに入りました。

夢中になって書く子どもたち

好きなこと、好きな人、感動したこと、できること。

いきなり、多くの児童たちの手が止まります。
「ないよ~」
「言えないよ~」
好きな人を「○組の~ちゃん」と考える、できることに「なし」と書く。

ドリームツリーを書く子どもたち

担任の先生、私たちが席を回ります。
「ねぇねぇ、○○くんのできることって何?」
隣の席の子に聞きます。

「最近、観た映画は?」
「これをやっていると楽しい!って思えることは?」
「お父さんやお母さんが応援してくれると嬉しいでしょう?」

ドリームツリーを書く子どもたち

ヒントとキーワードをテンポよく出して、 子どもの心のうちにあるものを引き出します。
一度スイッチが入ると手が止まることはありません。

ここに普段からひとりひとりをよく知る担任の先生のアドバイスが加わわれば こちらのもの。 休み時間も席を立たず、夢中になって書き込んでいきます。

ドリームツリーを書く子どもたち

幹は書いていいの?
枝も実も塗ってもいい?
色鮮やかに樹を描き上げる児童もいます。
「もちろん!好きに書いていいんだよ」

こう言える瞬間は私たちにとっての喜びです。
空のフォーマットを目の前に戸惑うのは 「正しいもの、正しいことを書かなくては」と思うからでしょう。 「これじゃダメかも」という思いが邪魔をするからでしょう。
しかし、私たちはその子のありのままを受け止め、 内なる可能性とコンピタンスを引き出します。 そして、温かい、本気のストロークを与え続けます。

確かにドリームツリーに記入例はありますが、それは答えではなく、 迷う人のための単なるヒントです。

ドリームツリーを書く子どもたち

ドリームツリーは1枚1枚、夢の樹は一人ひとり違っていいんです。
書くことで自分を掘り起こし、自分を知って欲しい。 そして、鮮やかに夢を描いて欲しい。 それは自分自身について人の前で語る時に役に立つかもしれませんし、 これがドリームツリープロジェクトの願いです。

「夢ってすごいと思いました」
「ドリームツリーをこれからも書きたいです」
「夢を考えるのって楽しいです」

子どもたちへのインタビュー

授業最後の恒例のインタビューでは 児童たちからこんな声が聞かれました。 これほどまでに力強い、有難い評価はありません。

私たちはこれからも可能な限り、こうした出前授業を実施してまいります。

講師・矢野里枝よりコメント

ドリームツリーを書く子どもたち

武蔵村山第八小学校で出前授業を行うのは、今回が2度目です。
前回は小学校5年生、今回は6年生の2クラスで授業を行いました。
5年生の生徒たちは、授業中も動き回り、お友だちの夢を見に行くなど教室が賑やかになりました。6年生になると、「お友だちのシートを見に行ってもいいですよ」と話しても、 活発に動き回るということはなく、逆に、人が見に来ると隠す生徒もいました。
この年齢の子どもたちが、たった1年でずい分変わることに驚きました。ちょうど自意識が高まる年齢なのでしょう。

授業の最後に担任の先生が「今日は、いつもとは違うみんなを見せてもらいました。」とおっしゃっていました。もの静かで自分のことをあまり話さない子が、ドリームツリーにたくさんの思いを描いていたり、やんちゃな子どもが静かに集中して描いていたり、「この子がこんな一面を持っているんだ」と気づかされる時間になりました。

私たちは企業研修も行っていますが、企業では、最近の新入社員が自己開示をしないことが課題になっています。ドリームツリーは自己開示力を向上するツールでもあるので、学校教育の現場でも、ぜひ、活用していただきたいと思いました。

学校への出前授業でいつも思うことですが、子どもたちのパワーに触れていると、こちらが元気をもらいます。6年生のみんなと小野江先生、担任の先生、ありがとうございました!

次回は『子どもたちの感想』を掲載いたしますので、楽しみにお待ち下さい!

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